2013/12/20

Term1を振り返って 〜後半〜

はい、というわけで前回の続きを木曜日から
(本当は次の日に更新したかったのですが…)

◯木曜日
木曜日も授業がありません。
というわけで、週に授業があるのは火、水、金曜日だけです。週休4日です。
でも全然ゆとりじゃないですよ、
金曜日にTutorialが2つあるので、そのためにReadingを済ませなければなりません。
なので朝から(いや、実質寝過ごして昼くらいから…)、
深夜、時には明け方まで文献読んでます。

◯金曜日
金曜日はthe busiest dayです。
計12時間ある授業のうち6時間が金曜日に偏ってます。
普通こんなのありえないんですけどね笑
もう終わる頃にはヘトヘトです、HP0です。

この日は朝9時からSecurityのLectureが2時間あります。
日本語で訳すと安全保障です。
この授業は3年生(イギリスの大学は3年間で学位が取れるので最高学年)と
修士の学生がとる授業なので、当然ながらレベルが高かったです。
最初の2回でNational Security (国家安全保障)とHuman Security(人間の安全保障)という、
2つのメインの考え方を学び、その後は各諸問題が、
どのようにそれぞれの安全保障に影響するかといった進め方でした。
例えば、Food Seucrityの回では、飢餓がどうそれぞれのSecurityに影響するか。
Human Securityに関しては、単純に栄養失調などを引き起こすことで、
National Securityの観点からだと、飢餓が地域紛争の原因となることで…
と言った感じで、HIV/AIDSであったり、環境問題であったりを見ていきました。

Human Securityに当てはめて考えることは考えるのは比較的容易というか、
明らかである場合が多いのですが、
National Securityと結びつけるのはなかなか難しいことを実感しました。
例えば、地球温暖化がもしアメリカや中国のNational Securityを脅かすのであれば、
両国はもう少し真剣に解決を目指すのでしょうが、
当然ながら、現時点で地球温暖化がきっかけで、
アメリカや中国が戦争に巻き込まれるとは考えにくいですよね…

1時間の休憩を挟んで、
12時からはDevelopment Conditions and ExperienceのTutorialです。
この授業は開発学科1年生用の授業なので、概論的な話も多いです。
前の週のLectureで扱った内容とReadingの内容を絡めながら、
ペアワーク、ディスカッションやディベートなど様々な形で授業を進めるのが特徴的で、
内容も基礎的なので、一番発言しやすい時間でした。
周りも1年生と言っても、
「ギャップイヤーでタンザニアで半年ボランティアしてきましたー」
なんて人がさらっといる大学なので、議論も結構深まります。

次は1時間の休憩、キャンパス移動を含めて、
2時からSecurityのTutorialです。
午前中にやった授業の内容を含めて議論ですが、
間に別の授業が挟まってるので頭が混乱します笑
Tutorialは修士の人とは分けられていますが、
3年生だけといっても議論のレベルは高く、
正直ついていけなかった部分が多いです…
この授業は1学期のみの授業なので、もう挽回できないのが辛いです。
テーマは面白かったんですが…

この日の最後は3時からのDevelopmental Conditions and ExperienceのLectureです。
この頃にはかなりエネルギーが切れています。
前の授業と連続なのでいつも少し入るのが遅れてしまうのですが、
(SOASは授業間の休み時間がありません。すべて◯時ちょうどから◯時までです。)
いつも死んだような顔をしながら教室に入ってくると言われます笑
1学期は、開発学の今までの潮流の紹介がメインでした。
ColonialismやModernisationからはじまり、
Participatory Development (参加型開発) 、Post-Development (ポスト開発) まで
2学期は、より各論的な内容になるみたいです。
個人的には終盤に扱った、Post-Developmentの話がなかなかおもしろかったです。
今までの「開発」をすべて否定して、
先進国、途上国と言った概念も否定するradicalな考え方なんですが、
今までの常識を疑って、経済発展が必ずしもゴールではなく、
何が人にとって一番大切で、国家はどういう状態が理想なのかといった、
哲学的な問いにまで発展しうるあたりが、知的好奇心をくすぐられました。
もちろん批判できる部分もまだ多いのですが…

そんなわけで2時間のLectureを終えると、
ようやくTGIFです。花金です。
友達と飲み行ったり、疲れ果てて眠ったり、
エッセイにとりかかったり…??(割りと学期終盤はガチです笑)

◯土曜日、日曜日
週末の過ごし方はまぁ色々でしたね、観光に行ったり、一日中寝てたりです。
エッセイがあったり、プレゼンがあったりする場合はそれやったりもしましたが、
基本的には充電してました。


1週間だいたいこんな感じでしたね。
基本的に平日はReadingに追われてました。
大体一つの授業に対して3本論文や本の章が課せられます。
ただ読んでも難しかったりするんで、
要約と言うか簡単なまとめをパソコンで作りながらやるんで、
めっちゃ時間かかります…
まぁ全員が読んでなかったりもするんですがね、実は。
1、2本読んで、あとはconclusionだけ読んで、なんて人も結構います。
その辺は意外と緩いと思います。
自分もプレゼンで追われてる時などは、AbstructとConclusionだけしっかり読んで、
後はScanningするだけ、みたいなときもたまにありました。
2学期は無くしたいと思ってますが…

なんだかくそまじめな文章ですが、
まぁ実際くそまじめに淡々と日々を過ごしてしまってる感じはします。
まぁfacebookやらtwitterやらネットの時間を減らせば、
もっと色々遊んだり、充実した活動ができるんでしょうが笑
2学期の課題は山積みですが、さっそく堕落した冬休みを送ってるので、
まずはここから改善しなくてはですね…

2学期はSecurityの代わりに、Issues in Development Practiceという、
開発の実践に関する授業が入る以外は、同じです。
はじめは週に4種類の授業しか選べないのが残念でしたが、
1つ1つじっくりやれるので、こっちのほうがいいですね。
Issues in Development PracticeはLecureが木曜日、Tutorialが金曜日ですので、
多少、曜日のバランスも改善されます。
SOASは3学期(4月下旬〜)が試験学期で授業がないので、
実質授業があるのはあと3ヶ月弱、そう考えるとだいぶ短いので、
色々吸収して帰ってこれればと思います。

ロンドン・アイから見たロンドンの夜景です

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